今日はカナダ初出勤日でした。
バンクーバー、ダウンタウンのDavie streetにあるお店なんだけど、実はこの通り別名ゲイストリートとしても有名らしいです。
歩いていても全然それっぽいところはないんですけどね。
それはさておき、語学学校に通って2週間、何となく慣れてはきたけどまだカタコトといいますかあまり話せません。
そんな状況ですが、この日がきてしまいした。ここ9年間働いてきて美容師の仕事を2週間もしないことはなかったので、体もなまってないか心配でしたが、、
お店に着いて最初はやり方などちゃんと聞きたかったのですが、開店して間もなくお客さんが来てしまい担当することに。
カナダ初めてのお客さんは、中国の女性の方でした。この方スーパーロングだったんですが、肩上に短くスタイルチェンジしたいと。そしてリタッチカラーでした。ちなみに英語だとROOTって言うらしいです。
しかも何か見せられた写真くらい短くするのが初めてなようで。初めてだと気合い入りますよね。だだ、したことがないスタイルは丁寧な説明が必要で、それをカタコトの英語と翻訳機能使ってやったのですが、まあ大変です。
たぶん、ニュアンスは伝えきれないし、嫌いなポイントを把握するのも難しい。申し訳なさでいっぱいながらも、こんな状況で始まりました。
切り終わったあと、結局最後もう少し短くって言われて切り直したんですけど・・・
だけどうまく意思疎通できないから、気持ちだけでもってほんと頑張ってやりました。
そしたら途中からめっちゃ喜んでくれて、すごい笑顔で帰って行ってくれました。
海外だから、よりオーバーリアクションで。なんか最近忘れかけてた気持ちを蘇らせてもらったような、人の笑顔ってほんと自分もハッピーになれるなって改めて思いました。この仕事やってよかったなって。
美容師さんってそうだと思うんですが、めちゃめちゃ辛い、体キツイことあってもこの瞬間報われると言いますか。
何でも一つのことを続けるってほんと大変だけど、続けきった先に見えるものなんだなって。
英語も続けることで、話せるようになったら見えてくるものはたくさんあるんだろうなって思いました。
最初にシャンプーしたお客さん、最初にすごい喜んでくれた人、最初に指名してくれた人とかって覚えてるもんだと思うんですが、この人も忘れないだろうなと思いました。
全然スムーズじゃない、向こうからしたら意思疎通もちゃんとできなくて、不便だったと思います。
それでも、喜んでくれたのは気持ちが通じたからかなって。
初心を思い出させてくれた、初日でした。
PS.中国語で、可愛いの発音教えてもらいました。クゥアイって言うそうです。
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